廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
「そうだな」
驚いて見上げると、無表情のダリオンがスープを飲んでいる。
あれ?空耳?
ポカンとしていると、第二声が聞こえてきた。
「旨い」
確かに言ったわ!
無表情で、独り言みたいだったけど、私の言葉に返してくれた!
ああ!会話のキャッチボールってなんて素晴らしいんでしょう!
人とは、会話を通じて関係を深めるもの!
もしかしたら、私とダリオンもここから少しずつ何が変わって行くのかもしれないわ!
……と、期待したのだけど、私の期待は、完全に肩透かしを食らってしまった。
言葉を発したのは最初だけで、それからダリオンは、うんともすんとも言わなかったのである。
こちらから話しかけるのも躊躇われ「美味しい、美味しい」と連呼してみたけど完全無視。
黙々と平らげてしまうと、何かをおばあ様に呟き、スッとどこかへ消えてしまった。
……独り言、だったのよ。
最後のデザートを頬張りながら、私はやるせない気持ちで自分にそう言い聞かせたのである……。
驚いて見上げると、無表情のダリオンがスープを飲んでいる。
あれ?空耳?
ポカンとしていると、第二声が聞こえてきた。
「旨い」
確かに言ったわ!
無表情で、独り言みたいだったけど、私の言葉に返してくれた!
ああ!会話のキャッチボールってなんて素晴らしいんでしょう!
人とは、会話を通じて関係を深めるもの!
もしかしたら、私とダリオンもここから少しずつ何が変わって行くのかもしれないわ!
……と、期待したのだけど、私の期待は、完全に肩透かしを食らってしまった。
言葉を発したのは最初だけで、それからダリオンは、うんともすんとも言わなかったのである。
こちらから話しかけるのも躊躇われ「美味しい、美味しい」と連呼してみたけど完全無視。
黙々と平らげてしまうと、何かをおばあ様に呟き、スッとどこかへ消えてしまった。
……独り言、だったのよ。
最後のデザートを頬張りながら、私はやるせない気持ちで自分にそう言い聞かせたのである……。