廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
「上手くやっただなんて、少し失礼ではありませんか?」
「その通りじゃない?まぁ民に反乱を起こされるような間抜けな国の王女だから、媚を売るしか脳がないのでしょうけど?」
ユーディリアと令嬢たちは大きな声で笑った。
全く……なんてテンプレな煽り。
子ども相手にそんなことを言うなんて、呆れてものも言えないわ……いいえ、言うけど。
「媚を売っても殿方が靡かない方よりはずっとマシですけれど」
「……は?なんですって!?」
笑っていたユーディリアはいきなり顔を歪めた。
整っている顔が左右非対称になるのはとても怖い。
この世のものとも思えない相貌になっているユーディリアは、その恐ろしい顔のまま、私に近づいた。
「このユーディリア・アラスに楯突くなんて……もう後悔しても遅くてよっ!」
「……っ!」
ギリギリと何かが足にのし掛かった。
足元を見ると、私のドレスの中にユーディリアの爪先が入り込んでいる。
……足の指を踏まれているんだわ!
驚いて身を引こうとしたけど、ユーディリアが私の肩を掴んで離さない。
すかさず、後ろにいた令嬢たちが申し合わせたように周りを取り囲み、小さな私の身体はあっという間に外から見えなくなってしまった。
「その通りじゃない?まぁ民に反乱を起こされるような間抜けな国の王女だから、媚を売るしか脳がないのでしょうけど?」
ユーディリアと令嬢たちは大きな声で笑った。
全く……なんてテンプレな煽り。
子ども相手にそんなことを言うなんて、呆れてものも言えないわ……いいえ、言うけど。
「媚を売っても殿方が靡かない方よりはずっとマシですけれど」
「……は?なんですって!?」
笑っていたユーディリアはいきなり顔を歪めた。
整っている顔が左右非対称になるのはとても怖い。
この世のものとも思えない相貌になっているユーディリアは、その恐ろしい顔のまま、私に近づいた。
「このユーディリア・アラスに楯突くなんて……もう後悔しても遅くてよっ!」
「……っ!」
ギリギリと何かが足にのし掛かった。
足元を見ると、私のドレスの中にユーディリアの爪先が入り込んでいる。
……足の指を踏まれているんだわ!
驚いて身を引こうとしたけど、ユーディリアが私の肩を掴んで離さない。
すかさず、後ろにいた令嬢たちが申し合わせたように周りを取り囲み、小さな私の身体はあっという間に外から見えなくなってしまった。