廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
私が決意を固めると同時に、ダリオンが足を止めた。
「ダリオン様、ここは私の部屋では?」
「今夜はもう休め。何か暖かい飲み物を用意してもらうといい」
ミレイユが扉を開け、部屋に入ると、ダリオンはゆっくりと私をベッドに下ろした。
「ありがとうございます。また明日改めてお礼を……」
「……礼など必要ない。それよりも、無理をせず早く治すことだ」
「は、はい!お休みなさい」
「お休み」
ぶっきらぼうに言うと、ダリオンは足早に部屋から去った。
残された私は、暫くぼーっとしていたけど、隣から強烈な視線を感じ振り向いた。
「な、何?その変な顔は……」
「ふふふ。ルキア様、何だかダリオン様といい感じですわねぇ」
「い、いい感じ?そうかな?そう見えた?」
「はい。口数が少なく、顔面が鉄で出来ているダリオン様が他人を気遣うのを初めて見ました!」
口数が少ない……は、まだいい。
だけど、顔面が鉄で出来ているはちょっと酷いと思うわよ。
せめて無表情にしてあげて!
「やはり、ダリオン様もルキア様の魅力に気づいたのですよ」
「魅力なんてないけど……でも、仲良くなれたのなら嬉しいわ!」
「良かったですね!さぁ、ホットミルクを用意して来ますから……それを飲んでお休み下さい」
「うん。ありがとう」
ミレイユは一度退出し、すぐにミルクを持って帰ってきた。
人肌に温められたミルクを飲み終えると、一気に眠気が襲ってくる。
えっと、明日は、おばあ様に謝って……それから……もう一度ダリオンにも……。
……ダメ、もう、眠い。
そう思ったのを最後に、私は深い深い眠りに落ちた。
「ダリオン様、ここは私の部屋では?」
「今夜はもう休め。何か暖かい飲み物を用意してもらうといい」
ミレイユが扉を開け、部屋に入ると、ダリオンはゆっくりと私をベッドに下ろした。
「ありがとうございます。また明日改めてお礼を……」
「……礼など必要ない。それよりも、無理をせず早く治すことだ」
「は、はい!お休みなさい」
「お休み」
ぶっきらぼうに言うと、ダリオンは足早に部屋から去った。
残された私は、暫くぼーっとしていたけど、隣から強烈な視線を感じ振り向いた。
「な、何?その変な顔は……」
「ふふふ。ルキア様、何だかダリオン様といい感じですわねぇ」
「い、いい感じ?そうかな?そう見えた?」
「はい。口数が少なく、顔面が鉄で出来ているダリオン様が他人を気遣うのを初めて見ました!」
口数が少ない……は、まだいい。
だけど、顔面が鉄で出来ているはちょっと酷いと思うわよ。
せめて無表情にしてあげて!
「やはり、ダリオン様もルキア様の魅力に気づいたのですよ」
「魅力なんてないけど……でも、仲良くなれたのなら嬉しいわ!」
「良かったですね!さぁ、ホットミルクを用意して来ますから……それを飲んでお休み下さい」
「うん。ありがとう」
ミレイユは一度退出し、すぐにミルクを持って帰ってきた。
人肌に温められたミルクを飲み終えると、一気に眠気が襲ってくる。
えっと、明日は、おばあ様に謝って……それから……もう一度ダリオンにも……。
……ダメ、もう、眠い。
そう思ったのを最後に、私は深い深い眠りに落ちた。