廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
「おお、なるほど。いや、しかし、気力が上がるのは良いことです。病気の治り方が全然違いますからね」

「そうだろうけど……とりあえず診察を頼むよ。そうすれば、ルイザもおとなしくなるだろう」

ローレウス殿下が言うと、ルイザ様がぷぅと頬を脹らませた。

「どうして信じて下さらないのかしら……まぁ、いいでしょう。結果は自ずとわかりますからね」

「だといいね」

これ以上ルイザ様を怒らせないようになのか、ローレウス殿下はにっこりと微笑んだ。

さて、そうなると、私たちは下がるべきね。
おばあ様を見ると、何もかも承知しているように帰り支度を始めている。

「ローレウス殿下、ルイザ様。それでは私達はこれで。また近いうちにお見舞いに参りますわ」

「ありがとう!カトレア様!それと、ルキア……」
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