廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
レグナント軍がくまなく探せば、そのうちきっとセドリックは見つかる。
でも「そのうち」では遅いかもしれないのだ。
動けなくなっているのなら、すでに生命に危険が迫っている可能性がある。
一晩経っていることを考えれば、時間は無いに等しい。
私は血の気が引くのを感じた。
セドリックの屈託のない笑顔や、柔らかな眼差しが胸を過る。
あの笑顔を失うかもしれない。
会えなくなってしまうかもしれない。
そんな恐怖が私の中に生まれると、もう、いてもたってもいられなくなった。
「私、その公園を探してみるわ!」
「ルキア様、それは軍の方のお邪魔になるのでは?」
エレナが言った。
「うん、わかっているわ。でも、セドリック様が心配で……何かしていないと落ち着かないの」
涙ながらに訴えると、困り顔のエレナはため息混じりに頷いた。
「はぁ……仕方ありませんね。では、場所を知っているローリーを供にお付け下さい。邸での用事が済み次第、私も駆けつけますから」
「うん!わかったわ、ありがとう、エレナ」
「ですが、ルキア様。絶対に一人で行動なさってはいけませんよ?いいですか?」
エレナは念を押した。
私のような子どもが、軍の捜索中にうろうろしていれば迷惑になる。
出来るだけ短時間で捜索しなくては。
私はエレナに頷いて見せると、ローリーと共に食堂を出た。
でも「そのうち」では遅いかもしれないのだ。
動けなくなっているのなら、すでに生命に危険が迫っている可能性がある。
一晩経っていることを考えれば、時間は無いに等しい。
私は血の気が引くのを感じた。
セドリックの屈託のない笑顔や、柔らかな眼差しが胸を過る。
あの笑顔を失うかもしれない。
会えなくなってしまうかもしれない。
そんな恐怖が私の中に生まれると、もう、いてもたってもいられなくなった。
「私、その公園を探してみるわ!」
「ルキア様、それは軍の方のお邪魔になるのでは?」
エレナが言った。
「うん、わかっているわ。でも、セドリック様が心配で……何かしていないと落ち着かないの」
涙ながらに訴えると、困り顔のエレナはため息混じりに頷いた。
「はぁ……仕方ありませんね。では、場所を知っているローリーを供にお付け下さい。邸での用事が済み次第、私も駆けつけますから」
「うん!わかったわ、ありがとう、エレナ」
「ですが、ルキア様。絶対に一人で行動なさってはいけませんよ?いいですか?」
エレナは念を押した。
私のような子どもが、軍の捜索中にうろうろしていれば迷惑になる。
出来るだけ短時間で捜索しなくては。
私はエレナに頷いて見せると、ローリーと共に食堂を出た。