廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
4、シルヴェスター
応接室に行くと、笑顔のユグリス王子と少し苛立ちが見えるダリオンと……思いがけない人が座って待っていた。
それは、アルカディア劇団の座長アレスト。
しかし、彼の出で立ちは劇団にいた時とはまるで違う。
金糸の刺繍のついた黒い外套を羽織り、その下には真っ白な丈の長い衣装を纏っている。
どうみても、劇団の座長じゃない。
強いて言うならこれは。
「王族」それも最高位に属する者の衣装である。
「ざ、座長さん?どうしてここに?」
扉の入り口で立ち竦む私を見て、アレストは座っていた椅子を蹴倒しそうな勢いで立ち上がった。
そして、走って来たと思ったら、私をギュウと抱き締めたのだ。
「ああ、無事で良かった!奴隷商人に拉致されたと聞いて、生きた心地がしなかったよ……」
「え、えっ?あ、あ、あの座長さん⁉」
驚き問い返すも、感情が体の制御を狂わせたように、アレストは私を離さない。
困っているとユグリス王子が肩を竦めて立ち上がった。
応接室に行くと、笑顔のユグリス王子と少し苛立ちが見えるダリオンと……思いがけない人が座って待っていた。
それは、アルカディア劇団の座長アレスト。
しかし、彼の出で立ちは劇団にいた時とはまるで違う。
金糸の刺繍のついた黒い外套を羽織り、その下には真っ白な丈の長い衣装を纏っている。
どうみても、劇団の座長じゃない。
強いて言うならこれは。
「王族」それも最高位に属する者の衣装である。
「ざ、座長さん?どうしてここに?」
扉の入り口で立ち竦む私を見て、アレストは座っていた椅子を蹴倒しそうな勢いで立ち上がった。
そして、走って来たと思ったら、私をギュウと抱き締めたのだ。
「ああ、無事で良かった!奴隷商人に拉致されたと聞いて、生きた心地がしなかったよ……」
「え、えっ?あ、あ、あの座長さん⁉」
驚き問い返すも、感情が体の制御を狂わせたように、アレストは私を離さない。
困っているとユグリス王子が肩を竦めて立ち上がった。