廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
全員が椅子に座ると、まずシルヴェスター陛下が口を開いた。
「さて……もう正体はバレてしまったが、改めて。私はアルカディア国第十二代国王、シルヴェスター・レスト・アルカディオスだ」
彼の目は、喋っている間もずっと、私を捉えている。
劇場にお芝居の練習に行った時のおかしな行動といい、そして、さっきの大胆な抱擁といい……。
シルヴェスター陛下の意図が、私にはさっぱりわからない。
「二回目だけれど、初めましてシルヴェスター陛下。ではまず、どうして劇団の座長のふりをしていたのか。お答え下さるかしら?」
おばあ様が言った。
「ああ。私がアルカディア劇団の座長アレストとして行動していたのは、各地を巡り奴隷商人の情報を収集するため。奴らを捕まえることが目的だ」
「奴隷商人を?陛下自ら?」
「おかしいと思うかい?」
「普通は部下に任せるでしょう?国王自ら動くなんて滅多にないと思いますわ。あ……ひょっとして、私怨、かしら?」
名探偵カトレアは、的確にシルヴェスター陛下を問い詰める。
「さすが、レグナントの影の女王、カトレア・エスカーダ殿。唯一ユグリスが敵わないとされる人だけある。そう、これは私怨、私の積年の恨みが籠っているのさ」
「さて……もう正体はバレてしまったが、改めて。私はアルカディア国第十二代国王、シルヴェスター・レスト・アルカディオスだ」
彼の目は、喋っている間もずっと、私を捉えている。
劇場にお芝居の練習に行った時のおかしな行動といい、そして、さっきの大胆な抱擁といい……。
シルヴェスター陛下の意図が、私にはさっぱりわからない。
「二回目だけれど、初めましてシルヴェスター陛下。ではまず、どうして劇団の座長のふりをしていたのか。お答え下さるかしら?」
おばあ様が言った。
「ああ。私がアルカディア劇団の座長アレストとして行動していたのは、各地を巡り奴隷商人の情報を収集するため。奴らを捕まえることが目的だ」
「奴隷商人を?陛下自ら?」
「おかしいと思うかい?」
「普通は部下に任せるでしょう?国王自ら動くなんて滅多にないと思いますわ。あ……ひょっとして、私怨、かしら?」
名探偵カトレアは、的確にシルヴェスター陛下を問い詰める。
「さすが、レグナントの影の女王、カトレア・エスカーダ殿。唯一ユグリスが敵わないとされる人だけある。そう、これは私怨、私の積年の恨みが籠っているのさ」