廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
ギリギリと掴まれた肩が痛くて顔をしかめていると、窘めるようにおばあ様が言った。
「ダリオン。落ち着きなさい。ルキアはレグナントの歴史、王都ルミナリエスの仕組みと成り立ちについて勉強済なのよ」
「勉強?こんな子供に城郭の戦術についても教えたのですか?」
「いいえ。それはルキアが個人で調べ、身につけた知識でしょう。私は教えていませんからね」
冷ややかにおばあ様が言うと、途端にダリオンは黙り込んだ。
静けさの中に、重い門がギギギと閉まる音がする。
その間、私はビクビクしながら辺りの様子を窺った。
ダリオンの機嫌を損ねることを言ってしまったのかもしれない。
あれほど、邪魔にならないようにしようと誓ったのにこれじゃ前途多難だわ。
とにかく謝っておかなければ。
「ダリオン。落ち着きなさい。ルキアはレグナントの歴史、王都ルミナリエスの仕組みと成り立ちについて勉強済なのよ」
「勉強?こんな子供に城郭の戦術についても教えたのですか?」
「いいえ。それはルキアが個人で調べ、身につけた知識でしょう。私は教えていませんからね」
冷ややかにおばあ様が言うと、途端にダリオンは黙り込んだ。
静けさの中に、重い門がギギギと閉まる音がする。
その間、私はビクビクしながら辺りの様子を窺った。
ダリオンの機嫌を損ねることを言ってしまったのかもしれない。
あれほど、邪魔にならないようにしようと誓ったのにこれじゃ前途多難だわ。
とにかく謝っておかなければ。