転生したら七歳の捨てられ王女でした~廃屋でほったらかしにされていたけど、敵国の公爵家で才能が開花しました⁉~
「ダリオン様が?あの戦術書を?」
装丁が新しく紙も傷んでいなかったから、そんなに昔の物ではない気がしていた。
『レグナントの歴史と兵法』というタイトルの書物で、おばあ様が勧めてくれた……あっ!
これ、もしかして……その時からおばあ様は仕組んでいたのでは?!
驚愕する私にダリオンが尋ねてきた。
「あの本は、読みやすいか?」
「は、はいっ!大人にも子どもにも、それこそ万人が理解出来る良書だと思いますっ」
「……そうか……」
ダリオンは一言呟くと、窓の外へと顔を向けた。
話は終了したけど、それ以降、馬車の中の雰囲気はとても軽やかになった。
特にダリオンのギスギスしたオーラが和らいだことが大きい。
まだ無表情は継続中だけれど、隣から感じていた絶対の拒絶が消え去った。
しかし、その理由についてはよくわからない。
自分の編纂した本が、子どもにも理解されて嬉しかったのか……。
私に推測出来るのはその程度だけど、とにかくご機嫌を損ねなくて本当に良かった!
危機を脱した私は、安堵して景色を堪能する。
馬車は門を越え、一路、白亜の王宮へ向かって走り出していた。
武装国家、大国レグナントの晩餐会とは、果たして、どんなものなのだろう。
装丁が新しく紙も傷んでいなかったから、そんなに昔の物ではない気がしていた。
『レグナントの歴史と兵法』というタイトルの書物で、おばあ様が勧めてくれた……あっ!
これ、もしかして……その時からおばあ様は仕組んでいたのでは?!
驚愕する私にダリオンが尋ねてきた。
「あの本は、読みやすいか?」
「は、はいっ!大人にも子どもにも、それこそ万人が理解出来る良書だと思いますっ」
「……そうか……」
ダリオンは一言呟くと、窓の外へと顔を向けた。
話は終了したけど、それ以降、馬車の中の雰囲気はとても軽やかになった。
特にダリオンのギスギスしたオーラが和らいだことが大きい。
まだ無表情は継続中だけれど、隣から感じていた絶対の拒絶が消え去った。
しかし、その理由についてはよくわからない。
自分の編纂した本が、子どもにも理解されて嬉しかったのか……。
私に推測出来るのはその程度だけど、とにかくご機嫌を損ねなくて本当に良かった!
危機を脱した私は、安堵して景色を堪能する。
馬車は門を越え、一路、白亜の王宮へ向かって走り出していた。
武装国家、大国レグナントの晩餐会とは、果たして、どんなものなのだろう。