逆プロポーズした恋の顛末
約一週間、「パパ」べったりで過ごしたのだ。
いくらまたすぐに会えると言い聞かせても、きっと幸生は寂しがる。
「それで、これからのことなんだけど……」
あちらへ戻れば、尽はとても忙しくなるだろうとわかっているが、できれば次に会う約束くらいは、幸生にしてあげてほしい。
そう続けようとしたら、シンクへ空になった食器を下げた尽が、こちらに背を向けたまま呟いた。
「三人で暮らす選択肢は、ないんだな」
「え……」
どうやら、大きな誤解を招いてしまったようだと気づき、慌てて否定する。
「そ、そうじゃなくて! わたしも、幸生も、尽を必要としてるわ!」