逆プロポーズした恋の顛末
「千陽ちゃん。その、お泊まりする時、幸生と一緒のベッドに寝ているのかしら?」
「えっ……いえ、そのう……わたしは一緒でもいいって言うんですけど、コウくんが誰かと一緒だとよく眠れないからって、いつもツインのお部屋で。どうしてもベッドが一つしかないときは、コウくんが床かソファーで寝てます」
「なるほど」
(良かった……そこまで救いようがないわけじゃなくて)
「じゃあ、ちょっと一緒に来てくれるかしら?」
「はい……?」
千陽ちゃんを連れて、二階にある幸生の部屋へと向かう。
「あの、律ママ……コウくんには、寝ている時に入って来るなって言われてるんですけど……」
「そう。でも、緊急事態だから」
「え?」
「ねえ、千陽ちゃん……幸生と結婚したい?」
「えっ!?」
返事は、聞かずとも彼女の顔に書いてある。
「さっきの、プロポーズの話なんだけどね」
「は、はい?」
「尽じゃなく、わたしがしたのよ」
「律ママが……?」
「そう。だから、千陽ちゃんからプロポーズしてみたらいいと思うの」
「…………」