SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
俺と葉月も肘掛ソファに腰を下ろして、二人と対峙した。
「航…お前だって男だ。分かってるよな…秘書の早波さんに手を出したんだ。彼女は俺にとっては娘も同然だ。ちゃんと責任は取れよ」

「俺と葉月は父さん達が思うようなコトはしていない」
「何もしていない?命懸けて、そう言えるか?」

父さんは俺を見据え、執拗に詰って来る。
「それは…」

命は懸けられない。
二人でキスに溺れていた。

「私達は二人の結婚大賛成だから…早波さんのコトは良く知ってるし、いい女性だと思ってるわ。彼女のような女性が航のお嫁さんに来てくれたらとずっと思っていたわ。ねぇ―克己」

「あぁ。俺も思っていた。早波さん、是非航のお嫁さんになってくれ」

「会長・・・」

二人揃って、藤堂家の嫁に葉月をヘッドハンティングした。
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