SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
葉月は二人の熱烈な勧めに困惑していた。
そりゃそうだ。俺達はまだ交際を始めたばかり。
でも、俺も二人と同じコトを考えていた。

―――妻になる人は葉月以外に考えられないと。

「会長と奥様のお気持ちは理解しました」

「そっか、じゃ―・・・航と…」

葉月は俺の方をチラリと見つめる。


「父さん、母さん…俺は知らず知らずの間に葉月に恋をしていたようだ。でも、全然自分のキモチに気づかなかった」

< 74 / 160 >

この作品をシェア

pagetop