SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
会議から戻った航さん。

定時も近くなり、この日の書類の最後の確認を彼に確かめた。

「この案件の承認印は捺印されていないと言うコトは再考と言うコトで宜しいですか?社長」

「あぁ」

「それと…明日のアポイントメントですが…」

私は仕事の話を終えた後、彼に『話があります』と告げた。

「何だ?」

「やはり…私は貴方の秘書を続けられません…退職させて下さい」


「葉月!?どうして?」

「私の話を最後まで訊いて下さい!!社長」

「葉月・・・」
< 79 / 160 >

この作品をシェア

pagetop