悪役令嬢ですが死亡フラグ回避のために聖女になって権力を行使しようと思います
「これでなにをするの?」
砂浜に着いて、準備が整うとリンちゃんが聞いてきた。
皆にそれぞれ桶に海水を入れてもらい、私たちは円状にしゃがみ込んでいた。
「いい、今から言うことをよく聞いてね。海水の中の塩を氷魔法で取り出そうと思うの」
「そんなことできるのかい?」
私の言葉に皆顔を見合わせて、グレンお兄ちゃんが聞いてくる。
「それができるかどうかを今から実験するの」
そう言って私は棒切れで砂に図を書きだした。
理論上できるはずなのだけれど、いかんせんここはゲームの世界。
前世であたり前だった理論が、ここで通用するかは未知数である。
ゲームの世界だから、製作者の気分次第で常識なんて簡単に変えられるし。
「水と塩は凍る温度が違っていて、水の方が高い温度で凍るの。
水が凍った後も温度を下げ続けると、水に溶けきれなかった塩が自然に外に押し出される──簡単に言うとそんな感じかな?」
「初めて聞くなぁ。そんなのうまくいくもんか?」
リカルドがジト目でこちらを見る。
「うまくいくもんか?じゃなくて、なんとかするものだと思う!」
ガッツポーズで言う私。
「レティっていつも根性論だよね」
リンちゃんがため息をつく。
「氷魔法かけるのー。がんばるのー。できたらラディウス様にお菓子もらうのー」
にっこりとロロちゃんが言う。
「まぁやれるだけ、やってみよう」
グレンお兄ちゃんがため息をついた。
砂浜に着いて、準備が整うとリンちゃんが聞いてきた。
皆にそれぞれ桶に海水を入れてもらい、私たちは円状にしゃがみ込んでいた。
「いい、今から言うことをよく聞いてね。海水の中の塩を氷魔法で取り出そうと思うの」
「そんなことできるのかい?」
私の言葉に皆顔を見合わせて、グレンお兄ちゃんが聞いてくる。
「それができるかどうかを今から実験するの」
そう言って私は棒切れで砂に図を書きだした。
理論上できるはずなのだけれど、いかんせんここはゲームの世界。
前世であたり前だった理論が、ここで通用するかは未知数である。
ゲームの世界だから、製作者の気分次第で常識なんて簡単に変えられるし。
「水と塩は凍る温度が違っていて、水の方が高い温度で凍るの。
水が凍った後も温度を下げ続けると、水に溶けきれなかった塩が自然に外に押し出される──簡単に言うとそんな感じかな?」
「初めて聞くなぁ。そんなのうまくいくもんか?」
リカルドがジト目でこちらを見る。
「うまくいくもんか?じゃなくて、なんとかするものだと思う!」
ガッツポーズで言う私。
「レティっていつも根性論だよね」
リンちゃんがため息をつく。
「氷魔法かけるのー。がんばるのー。できたらラディウス様にお菓子もらうのー」
にっこりとロロちゃんが言う。
「まぁやれるだけ、やってみよう」
グレンお兄ちゃんがため息をついた。