政略婚~腹黒御曹司は孤独な婚約者を守りたい~
「はっ……あっ……」

「全部、俺にくれるなら死ぬまで守ってみせるよ」

「それは死ぬまで一緒にいてくれるってことですか?」

「不満?」

「死んでも一緒にいてほしい」

「いいよ。その代わり、朱加里も俺に誓って」

そう言われて私は自分から壱都さんにキスをした。
たどたどしいキスだったけど、壱都さんは嬉しそうに笑う。
手に入れた、と壱都さんが言うと私の体をすべて奪った。

「白河の血は強欲なんだ。なにもかも手にないと気が済まない。ごめんね?」

少しも悪いとは思っていないくせにと言いたかったけれど、それは叶わなかった。
彼の熱に溶けて私は心地いい闇の中に誘われていった―――


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


次の日、私達が起きたのは少し遅めだった。
朝食を食べ、海沿いを二人で散歩して、のんびりお土産を眺めた。
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