黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?

「いいじゃん。別に今更見られて困るものもないでしょ?」
「ある。っていうかくるみ、入ってきて俺が女と裸で抱き合ってたらどうするんだ」
「なんでハダカよ? 意味わかんない」

 私が眉を寄せると、修はため息を一つ。

 あ、なんか呆れてる? 修はいつだって私を子ども扱いするけど、私ももう20歳になった。
 20歳と言えば立派に大人だし、私は最近『人を好きになる』ってこと、少しずつわかるようになってきたのだ。
< 47 / 388 >

この作品をシェア

pagetop