蒼い炎
ステファナの頭を撫で、キリルを見る。リリスは察したのか、動揺した様子を見せない。
「俺の名はテオファニスだ。破滅の名で呼ぶのは禁止する」
「ッ…申し訳ありませんでした!テオファニス様」
「いい。…先も言ったが、お前たちは俺の所有物だ。いいな」
「はい、テオファニス様」
「光栄です」
これで後戻りはできない。こいつらのためにも、俺が倒れるわけにはいかない。守らなければ。王から、この世界から。
「テオファニス様、ステファナもテオファニス様の所有物なのですか?」
隣からの声に顔を向ける。…。
「今更何を言っている」
「ッえぇ!!?ステファナはテオファニス様の奥さんになりたかったのに…」
「ッ!!?」
「え?」
「奥様、ではないのですか?」
…爆弾を落としよって。キリルとリリスはさも当然のようにステファナを嫁だと思っていたのか。
…。