蒼い炎
3.誓約
1
テオファニスside
「…さま?テオファニス様」
「…ッ」
目を覚ます。…目を覚ますと言うことは、夢、か…。
体がだるい。重い息を吐き出すだけでも少しだけ体が軽くなったような気がする。
視線を横にずらす。
「…ッ!!?ファナは!?」
「ッファナ様の部屋に…」
「なぜ断りなく勝手なことをした!!」
布団を跳ね除け、起き上がると部屋を出る。キリルが何か騒いでいるが、それよりもファナが先だ。
ファナの部屋のドアを乱暴に開き、中に入る。激しい音を立てたドアに中にいたリリスが驚いて振り返る。そして、ベッドの上には眠ったままのファナの姿がある。
「ファナ」
頬に触れる。顔を覗き込んでもその瞼は上がらない。
少し、こけたか…。だが、眠る前とほとんど様子が変わらない。重い息を吐き出し、ずるずるとベッドの端に腰を降ろした。