蒼い炎
ファナside
「テオ!!テオ!!」
なんで?なんで起きてくれないの?
いっぱい揺すっても、起きてくれない。なんで。やっぱり、やっぱりファナのせいだ。ファナがテオの血飲んじゃったから、テオ起きてくれないんだ。
やだ。やだやだやだやだやだ!!やっと帰って来てくれたのに!やっと一緒にいてくれるのに!!
「テオ!!」
体の奥が熱い。無我夢中で、無意識のうちに能力を使うファナは力のコントロールすらままならない。
ファナから溢れる蛍の様な光の球は、ゆらゆらとテオファニスの周囲を漂い始める。
助けなきゃ、助けなきゃ、助けなきゃ!!
「ッファナ様!!」
お腹に腕が回って、無理矢理テオから引きずり離される。後ろを見ると、キリルがいた。
「ッキリル離して!!テオがッテオが!!」
「ファナ様ダメです!!その力は使ってはいけませんッ」