蒼い炎
「ファナ、話がある。大事な話だ」
「…うん」
数日後、俺とファナの体調が回復し、日常に戻りつつあった。
そんな日の、眠りにつく前。ベッドに横になり、ファナは俺の腕を枕にして、向かい合って眠る前に、口火を切る。
隠しておくこともできる。だが、それではファナが理解しない。自分の能力がどれだけ自分にとって危険なのか。周囲にとって、どれだけ有益なものなのか…。
どこか、不安そうに表情を曇らせるファナの頭を撫でる。
「ファナ、我々の同族には、能力を持っている者がいる」
「…のーりょく?」
「あぁ。不思議な力とでも覚えておけ。…その能力には、代償が伴うものがある」
「…?」
「簡単に言えば、力が使える代わりに自分が傷ついたりする。…ファナ、お前もその能力を持ってる」
「…うん」