蒼い炎
「リリス、ファナに文字を教えてやってくれ」
「はい。承知いたしました」
「テオファニス様、その役目、私にもいずれまかせていただいても?」
笑顔で答えるリリスに続き、キリルまで名乗りを上げる。読み書きができるようになれば、キリルの方が適任か…。
「お前はファナの読み書きがマスターされた後だ」
「ありがとうございます」
「?」
1人だけ話しについて来ていないファナ。お前のことだと言うのに、知らない方がファナにとってはいいのかもしれないな。
頭を撫でてやり、無邪気な笑顔を見せるファナに微笑みかけた。