蒼い炎
その日から、少しずつ我々のことについて教えて行きました。
我々が何千年も生きる種族であること。ただし、不死というわけではないこと。
普段は同胞同士の血を飲んでいるが、お祝いごとなど、限られたときに限り人の血を飲むこと。
人の血は度数の強いお酒のようで、酔ってしまうこと。酔いが覚めぬ状態を維持すれば、いずれ理性は破壊され、人を襲い続ける化け物になりかねないこと。
そして、我々の王…皇帝、始祖のこと。
始祖であり、我々の頂点に君臨するヴリコラカス様。そして、王妃であるラミア様。
最後に、ヴリコラカス様とラミア様の子どもであり、王子のヴァンピール様。
始祖を頂点とし、そこから貴族、平民と身分が下っていくこと。最下層の者たちであるほど、飢餓状態に陥る間隔が狭く、人間の血に酔いやすいこと。
我々の社会についても触れていく。いくつもの知識をファナ様にお教えしても、テオファニス様は戻って来なかった。