ディープ・アフェクション





よく理解できないまま、ズシリと重みのあるそれを受け取って中身を確認する。

中にはゲームに使う物が一式 入れられていた。



「返すの遅くなってもいいから」


紙袋の中身を注視していればそんな言葉が落ちてきた。


そうじゃない。

私が聞きたいのはそんな事じゃなくて。



「…今から2人で、できないの?」


恐る恐る尋ねたそれに、皇明はいつもと変わらない仏頂面で「できねえよ」と答える。

意味が分からなかった。疑問をそのままぶつけるみたいに「なんで?」と聞けば、皇明は小さく溜め息を吐き出してから「あのなぁ」痺れを切らしたように口を開いた。


「お前、彼氏いんだろ。彼氏いるのに他の男の家に上がるとかまじでありえねえから」

「えぇ?なにそれ」


思わず、ふふっと笑ってしまった私に、皇明はムッと眉を寄せて「なに笑ってんだよ」と低い声をぶつけてくる。



「だって、他の男って…皇明だよ?」

「……」

「皇明と私だよ?私たち、幼なじみだよ?」



今更何を言っているんだろうと本気でそう思っている私を皇明は見下ろしながら、ゆっくりとその薄い唇を動かした。


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