HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
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「子供はまだか?」

入籍してからというもの、お義父さんは私と達生さんの顔を見る度、「子供は?」と問いかけて来た。

こればかりは…なんとも言えなかった。
私たちはまだ…子作りする行為はしていない。キスだけの関係のまま。

「そんな事ばかリ言っていたら、雪姫に嫌われるぞ…父さん」

「それは嫌だっ!?」

「なら、黙ってとけっ」

「失礼いたします…・社長…『帝和銀行』の伊集院頭取はお見えです」

逢沢さんがノックして、達生さんに伝えて来た。

「分かった…父さん…客人だ…帰ってくれ」

お義父さんは私の淹れたコーヒーを飲み干して会長室に帰って行った。

「全く、入籍責めの次は子供責めかよ・・・」

達生さんは嘆息した。

「社長…」

「あ、伊集院頭取をお通してくれ…逢沢」


「承知しました」
「待たせて、申し訳ない…敦司さん」

「別に構わない」

伊集院さんは若い男性を連れ添っていた。秘書の方だろうか?

「彼は?」

「紹介する…次期頭取の伊集院純也(イジュウインスミヤ)だ」

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