最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
今のセシリアには何があっても守ってくれるアルヴィンがいるので、あの予知夢のように、狂うほどに愛を求めることはない。
でも、王太子は他の女性を愛するらしい。そんな結婚は互いに不幸になるだけだから、遠慮したいところだ。
「魔力の制御のこととか、お兄様のこととかね」
「そうか。では、その不安を取り去ってやろう」
アルヴィンはそう言うと、セシリアの手首に腕輪を嵌めた。
「え?」
シンプルな腕輪だったが、それを付けた途端、身体を巡る魔力の流れがはっきりと小さくなったのがわかった。
「え? アルヴィン、これって……」
よくよく見れば、見覚えのある腕輪だ。
出逢ってからずっと、彼がその腕につけていたものだと思い出す。きっと大切なものだろうと思って、今まで触れなかったことだ。
「魔力を抑える魔道具だ。この状態なら、お前の魔力は兄より少し高いだけ。学園で目立つことはない」
「そんなものが存在するの?」
セシリアは手首に嵌められた美しい腕輪を、驚愕を隠そうともせずに見つめた。
魔力を抑えることができる魔道具など、聞いたこともない。でも、たしかにセシリアの魔力は小さくなっている。
でも、王太子は他の女性を愛するらしい。そんな結婚は互いに不幸になるだけだから、遠慮したいところだ。
「魔力の制御のこととか、お兄様のこととかね」
「そうか。では、その不安を取り去ってやろう」
アルヴィンはそう言うと、セシリアの手首に腕輪を嵌めた。
「え?」
シンプルな腕輪だったが、それを付けた途端、身体を巡る魔力の流れがはっきりと小さくなったのがわかった。
「え? アルヴィン、これって……」
よくよく見れば、見覚えのある腕輪だ。
出逢ってからずっと、彼がその腕につけていたものだと思い出す。きっと大切なものだろうと思って、今まで触れなかったことだ。
「魔力を抑える魔道具だ。この状態なら、お前の魔力は兄より少し高いだけ。学園で目立つことはない」
「そんなものが存在するの?」
セシリアは手首に嵌められた美しい腕輪を、驚愕を隠そうともせずに見つめた。
魔力を抑えることができる魔道具など、聞いたこともない。でも、たしかにセシリアの魔力は小さくなっている。