君とベビードール
あたしの脈拍を見た、先生は、
「…君、死んでしまうよ…。」
だっから、言ったよね?!ちゃんと、言いましたよ、あたしは。
「…あんまりにも距離が近いと、…恥ずかしいんです……」
消え入るような、声を出せば、
がばっ!!なぜだか、あたしをもっと強く抱き締める、先生。
「……。」
固まる、あたし。
あのー?もしもし?先生?!
「僕はもう、君のぬくもりを手放せない。したがって、君には、馴れてもらうしかないよ。」
ふっ。って、笑ってる。