ママになっても、極上ドクターから独占愛で迫られています
「いや、だって」

「だって?」

「再会してからもうすぐ二ヶ月になるけど、これまでずっと家族として接していたでしょ。蒼さんを意識していたとはいえ、いつも蒼斗がいて母親の顔になっていたから、自分がひとりの女なんだって急に自覚して恥ずかしいというか」

 説明しながら顔に熱が帯びていくのがわかった。部屋が明るくなくてよかった。きっと真っ赤になっている。

「要約すると、俺に抱かれたいって意味か」

 熱を帯びるどころではない。全身が燃えるように熱くなり、綺麗にしたばかりの肌に汗がじわりと滲む感じがした。

「そうだけど、露骨に言わないで」

「悪い。みちるが恥ずかしがる顔を見るのが好きなんだ」

 少しも悪びれていない嬉々とした表情で見下ろされ、急に悔しくなってムッと口を尖らせた。

「その表情もたまらない」

「もう、そろそろやめ……」

 喋っている途中で口を塞がれて酸素が不足し、「んぅ」と声がこぼれた。
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