【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「いや、ごめん、ちょっと優しくしたら勘違いしたみたいで……。俺が好きなのはルリだから、信じてよ」

 ――えっ!?

「……本当に悪い癖。あなた私を含め、派手めな顔が好きよね。違うタイプならまだしも、同じ系統の、しかも後輩となるといい気がしないんだけど。なによ、口元のエロいホクロがよかったの?」

「違うって! ルリの方が断然いい女だから!」
「わざわざニューヨークのホテルにまで呼び出してるのに?」
「呼び出してなんかいないって!」

 そこで優也さんは今日はじめて私を真っ直ぐ見つめ、汚いものを見るような蔑みの目でこう言い放った。

「こんなところまで黙って追いかけてくるなんて、おまえ重いし怖いよ」

「優也さん……」
「とにかく、もう俺には付きまとわないでほしい。迷惑だから」

 肩をポンと押して廊下に出されると、目の前で勢いよくドアが閉じられた。

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