【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「あっ、やだっ、そんなところっ」
「恥ずかしがらなくていい。あんたはとても綺麗だ、ここも……」
「んっ……あっ、ああっ!」

 彼女の感度のよさとそそる声にますます(たかぶ)った俺は、彼女が意識を失うまで何度も何度も攻め続けた。

「――やっ、優也……っ!」
「俺は優也じゃない、おまえを抱いているのは誰か、ちゃんと見るんだ!」

「もうダメっ、変になっちゃう!」
「俺も……イクッ!」

 ほぼ同時に達して同時に眠ったのだと思う。

 そして眠りが浅くなった頃、いつものあの悪夢にうなされた俺の耳に、子守唄が聞こえて来たのだ。

「ねんねこ、ねんねこ〜」

 背中を優しく叩きながら繰り返される歌声に、俺はいつしか再び深い眠りについていた。

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