【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「――母さん!」

 ハッと目を覚ますと、そこはいつもの俺の寝室。

 やけに寝覚めがいいのは久しぶりにグッスリ眠れたからだろう。

 ――そうか、俺は子守唄で二度寝して……。

「そうだ!」

 勢いよく起き上がると左右をキョロキョロと見渡す。

「いない!」

 昨夜ここに酔っ払いのCAを連れ込んだはずだ。

 あれは夢だったのか? 
 いや違う、俺は彼女を抱いた。

 部屋に残る情事の跡と見知らぬ香水の香りが、あれが幻ではないのだと教えている。

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