【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
この恋に飛び込もうと決めたのは自分自身だ。
まだちゃんと始まっていないうちから悩んでいたって仕方がない。待っていて欲しいと言われたからには待つしかないと思う。
私はスマホの画面を開き、最後に臣海さんから送られてきたメッセージを読み返す。
『菜月、愛している』
この一文をわざわざ追加で送ってくれた彼の気持ちを信じたいなと、そう思うから……。
「臣海さんが迎えに行くって言ってくれてるんだし、私は自分磨きして待ってるよ」
私がそう告げると、ミヤちゃんは大きな瞳をウルウルさせて、両手で私の手を握ってくる。
「ううっ、健気な菜月が可愛い。そして臣海、ムカつく! でも菜月がそう言うなら私は応援するしかなくて複雑!」