【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
中1で父親を亡くした私は、看護師をしていた忙しい母に変わり、4歳年下の双子の弟の面倒を見てきた。
学校帰りに友達と遊ぶ代わりにスーパーで買い物を済ませ夕食を作る。
朝は早くに起きて母と自分のお弁当を作り、弟たちを学校に送り出してから駅までダッシュする。
そんな日々の中で私を支えていたのは、小学校の社会見学で見た憧れのCAになるという目標だった。
奨学金を得て大学に進学してからは、家庭教師のアルバイトをしつつ勉強に励んだ。
第一希望のJAWは新卒者の倍率が20倍と聞いている。そんなところに採用されたいと思ったら、生半可な覚悟ではダメだ。
当然恋をする余裕なんてなく、必死に足掻いてようやく入社したJAWで出会ったのが、当時27歳で副操縦士になったばかりの優也さんだった。