【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「会社のトップが自分のホテルで大騒ぎだなんて、噂話の格好のネタになっちゃう。みんなで私のお部屋に行きます?」
「いや、それは……」

 次いで彼女は臣海さんの隣から私とミヤちゃんをジロリと睨みつける。

「あなたがた、ホテルのロビーで大声を出すなんてマナー違反だと思わないの?」

「ごめんなさい。でもそれは菜月じゃなくて、私が勝手にしたことで……」

 ミヤちゃんの言葉を聞いた彼女は、私をまっすぐに見据えた。

「菜月さん……でしたっけ? 素敵なお友達を持ってらっしゃるのね。2人揃ってニンニクの臭いをプンプンさせて、迷惑極まりない」

環妃(たまき)さん、それは言い過ぎだ。彼女たちは俺と話をしたかっただけで!」

 ――あっ、私いま、凄く恥ずかしい。


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