【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
「私の父親は沖縄で不動産業を営んでいるんだけど、県知事とも懇意にしていて後援会の会長も務めている地元の名士なの」
そして臣海さんの義母である千春さんは自分の伯母なのだと言う。
環妃さんは大学卒業後、父親の会社で受付嬢として働いており、その時に会社を訪れた臣海さんを見かけて一目惚れしたのだそうだ。
直後に彼がニューヨーク店の総支配人になって会えなくなってしまったが、臣海さんの父親が脳梗塞で倒れ、後ろ盾が必要だと考えた伯母の千春さんから見合い話を持ち込まれ快諾した……と語った。
「――これは運命だって思った。お見合いしてすぐに結婚を前提のお付き合いがはじまって。沖縄と東京で離れているからたまにしか会えないけれど、私が東京に行けば臣海さんは必ず会ってくれるの。このまえだって……」
水曜日もデートをして、自分が泊まっている部屋に2人で戻るところだったのだけど……と環妃さんは困り顔をする。