【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
目が覚めたのはホテルらしき部屋のベッドルーム。
けれどここは私がチェックインしていた部屋じゃない。
――ここは……?
片手で額を押さえつつ上半身を起こしたところで、自分が裸だということに気づく。
「えっ、どうして?」
慌ててシーツで胸を隠しキョロキョロと周囲を見渡したところで、右隣に人の気配を感じ、肩が跳ねる。
そこに寝ているのは鼻筋の通った美しい男性だ。
――誰? この人。そしてここはどこ?
ベッドから降りようとして下半身に違和感を感じた。股関節が痛い。腰がだるい。そして何より……自分の内部が潤っているのを感じた。
「嘘っ、私、この人と……!?」
酔ったはずみで一夜を共に……なんてドラマの話だと思っていたけれど、実際に起こり得るものだと今知った。
全身に残る気だるさや甘い痺れが、これが現実だと教えている。