【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

 ――俺たちの赤ちゃん、もう少しだけ待っててくれ。今はまだ、君のママを独占していたいんだ。

「ん……それはベッドで抱き合ってから教えるよ」
「えっ、あんっ!」

 下半身に手をやると、菜月の身体も潤っていた。
 泡で滑りがよくなった指を素早く動かすと、彼女はあっという間に達してしまう。

「先週の水曜日ぶりだから感じちゃった?」
「もう……恥ずかしいから言わないで」

「恥ずかしくなんかないよ。俺だってこんなに興奮してるし」

 振り返った菜月が俺の下半身に目を向ける。

「本当だ……臣海さんも、興奮……してるの?」
「当然だろ。こうしたくて急いで帰ってきたんだから」

 シャワーでお互いの身体を洗い流すと菜月を立たせ、バスタオルで彼女を(くる)んでベッドルームに向かう。

「無理の無いようにゆっくりヤるけど……苦しかったらすぐに言ってくれ」

「うん、優しくしてください。よろしくお願いします」

 処女みたいな物言いに興奮した俺は、(たかぶ)る気持ちと下半身をなだめつつ、それでも愛する妻の身体をたっぷりと堪能して幸福な夜を過ごしたのだった。
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