【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
***
六月第三週の土曜日、俺は朝から美月を連れて松濤にある実家を訪れた。
ここに来るのは菜月と二人で結婚の挨拶をしたとき以来だ。
菜月は美月と二人でたまに訪れているらしいが、俺単独となるともう昔のことすぎて覚えてもいない。
「美月、もうすぐジジとバァバに会えるぞ。楽しみだな」
「うん、たのしみ〜!」
2週間前からの俺と菜月の心配をよそに、美月はチャイルドシートに座ったまま足をバタバタさせてはしゃいでいる。
これなら菜月が言うとおり、今夜の初お泊まりは案外スムーズに運ぶかもしれない。
ガレージに車を入れると父と義母が待ってましたとばかりに飛び出してきた。千春さんが後部座席のチャイルドシートを外して美月を抱き上げる。
俺が車から降りて父に美月のリュックを手渡すと、彼は照れたような笑顔で「ありがとう」と受け取った。
六月第三週の土曜日、俺は朝から美月を連れて松濤にある実家を訪れた。
ここに来るのは菜月と二人で結婚の挨拶をしたとき以来だ。
菜月は美月と二人でたまに訪れているらしいが、俺単独となるともう昔のことすぎて覚えてもいない。
「美月、もうすぐジジとバァバに会えるぞ。楽しみだな」
「うん、たのしみ〜!」
2週間前からの俺と菜月の心配をよそに、美月はチャイルドシートに座ったまま足をバタバタさせてはしゃいでいる。
これなら菜月が言うとおり、今夜の初お泊まりは案外スムーズに運ぶかもしれない。
ガレージに車を入れると父と義母が待ってましたとばかりに飛び出してきた。千春さんが後部座席のチャイルドシートを外して美月を抱き上げる。
俺が車から降りて父に美月のリュックを手渡すと、彼は照れたような笑顔で「ありがとう」と受け取った。