【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
「お泊まりが決まってからというもの、千春がずっとはしゃいでいてな。家で退屈しないようにとおもちゃを買い足すわ、インターネットで水族館や遊園地のことを調べまくるわで大変だった」
「あら、あなただって昨日は美月くんが怪我をしないようにって自分で庭の芝を刈って小石拾いまでしてたじゃないですか」
「大事な孫が泊まりに来るんだ、それくらいは当然だろう?」
千春さんのツッコミに苦笑しつつも父は心底楽しげだ。
こうしていると会社での厳しい会長の姿など微塵もなく、ただの子供好きな祖父でしかない。
俺はつい最近になるまでは、彼がこんな笑顔を浮かべることを知らなかった。
「臣海さん、今日は美月くんを預けてくださってありがとう。何かあればすぐに連絡しますからね。……あっ、美月くん、お庭にブランコがあるのよ。遊んでみる?」
「うん!」
室内にはキッズテントと滑り台、中庭には木製のブランコが設置されているのだという。
今日はこれから水族館、明日は午後から銀座に買い物に出掛け、夕食を済ませてから我が家まで美月を送り届ける……と夫婦揃って二日間のスケジュールを教えてくれた。
千春さんは俺にもう一度会釈をしてから美月と手を繋いで駆けていった。
その後ろ姿を見送ってから、父が俺に向き直る。
「あら、あなただって昨日は美月くんが怪我をしないようにって自分で庭の芝を刈って小石拾いまでしてたじゃないですか」
「大事な孫が泊まりに来るんだ、それくらいは当然だろう?」
千春さんのツッコミに苦笑しつつも父は心底楽しげだ。
こうしていると会社での厳しい会長の姿など微塵もなく、ただの子供好きな祖父でしかない。
俺はつい最近になるまでは、彼がこんな笑顔を浮かべることを知らなかった。
「臣海さん、今日は美月くんを預けてくださってありがとう。何かあればすぐに連絡しますからね。……あっ、美月くん、お庭にブランコがあるのよ。遊んでみる?」
「うん!」
室内にはキッズテントと滑り台、中庭には木製のブランコが設置されているのだという。
今日はこれから水族館、明日は午後から銀座に買い物に出掛け、夕食を済ませてから我が家まで美月を送り届ける……と夫婦揃って二日間のスケジュールを教えてくれた。
千春さんは俺にもう一度会釈をしてから美月と手を繋いで駆けていった。
その後ろ姿を見送ってから、父が俺に向き直る。