【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
「今日は本当に……美月を連れてきてくれてありがとう。おかげで老人二人だけの家が賑やかになる」
「まだ老人には早いですよ。それでは美月をよろしくお願いします。もしも寂しがって泣くようなら夜中でも迎えに来ますから」
「明日のディナーの予約が無駄にならないよう祈ってるよ」
二人でふっと笑い合い、俺は「それじゃあ」と車のドアを開ける。運転席に身体を滑り込ませるその瞬間、思い出したように口をひらいた。
「あっ、それと……父の日、おめでとう」
さりげなさを装って言ったけれど、内心ではかなり緊張していた。こんなふうに父親に息子らしい言葉をかけるなんて、生まれて初めてかもしれない。
けれどこれは今日必ず言おうと決めていたから……。
「俺をあなたの息子にしてくれてありがとう。おかげで菜月と出会うことができた。俺は今……本当に幸せだよ」
「まだ老人には早いですよ。それでは美月をよろしくお願いします。もしも寂しがって泣くようなら夜中でも迎えに来ますから」
「明日のディナーの予約が無駄にならないよう祈ってるよ」
二人でふっと笑い合い、俺は「それじゃあ」と車のドアを開ける。運転席に身体を滑り込ませるその瞬間、思い出したように口をひらいた。
「あっ、それと……父の日、おめでとう」
さりげなさを装って言ったけれど、内心ではかなり緊張していた。こんなふうに父親に息子らしい言葉をかけるなんて、生まれて初めてかもしれない。
けれどこれは今日必ず言おうと決めていたから……。
「俺をあなたの息子にしてくれてありがとう。おかげで菜月と出会うことができた。俺は今……本当に幸せだよ」