【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
「菜月、いつもありがとう」
臣海さんが私に微笑みかけて、グラスの水を一口飲んでから夕刊をひらく。
私は隣の椅子に座ってその様子を眺めつつ、話を切り出すタイミングを窺っていた。
――今夜は絶対に彼に聞く!
再来週の日曜日は『父の日』だ。
久遠のご両親には結婚してすぐの年から様々なプレゼントを贈ってきた。
二人の誕生日やクリスマス、父の日や母の日、バレンタインデイ。
直接手渡しすることは少ないものの、特別なイベントがある日はネクタイやハンカチ、お花などちょっとしたものを宅配便で送らせてもらっている。
代わりにお義母さんからもお礼状と共にお返しをいただいたりと交流を続け、今ではスマホでメッセージのやり取りや電話をする仲だ。
今年の父の日も無難にネクタイを贈ろうか……と考えたところでふと思った。
――臣海さんは、今はご両親のことをどう思っているんだろう。
臣海さんが私に微笑みかけて、グラスの水を一口飲んでから夕刊をひらく。
私は隣の椅子に座ってその様子を眺めつつ、話を切り出すタイミングを窺っていた。
――今夜は絶対に彼に聞く!
再来週の日曜日は『父の日』だ。
久遠のご両親には結婚してすぐの年から様々なプレゼントを贈ってきた。
二人の誕生日やクリスマス、父の日や母の日、バレンタインデイ。
直接手渡しすることは少ないものの、特別なイベントがある日はネクタイやハンカチ、お花などちょっとしたものを宅配便で送らせてもらっている。
代わりにお義母さんからもお礼状と共にお返しをいただいたりと交流を続け、今ではスマホでメッセージのやり取りや電話をする仲だ。
今年の父の日も無難にネクタイを贈ろうか……と考えたところでふと思った。
――臣海さんは、今はご両親のことをどう思っているんだろう。