【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
彼の生い立ちを考えたらそれは仕方がないことだと思うし、無理に親との距離を縮める必要もないと思う。
父を早くに亡くしたものの実家との関係が良好な私とは、『家族』に対する概念自体が違うのかもしれない。
――けれど……。
なんとなくだけど、最近になって彼の気持ちが変わってきているのでは? と感じることが増えているのだ。
例えば私がお義母さんと電話で冗談を言って笑っていると、その様子を見ながら臣海さんも楽しげに微笑んでいたり。
『美月もジジとバァバとお喋りするか?』とみずから進んで美月を電話口まで連れてきてくれたり。
松濤の実家からは足が遠のきがちだけど、家族揃っての外食であれば、彼もすんなり顔を出してくれるようになっている。
そういうことが徐々に徐々に増えてきて、もしかしたら彼の心の奥にあった氷の塊が溶け始めているのかもしれない……と思ったのだ。
――だからと言って、私が何をできるわけでもないけれど。
父を早くに亡くしたものの実家との関係が良好な私とは、『家族』に対する概念自体が違うのかもしれない。
――けれど……。
なんとなくだけど、最近になって彼の気持ちが変わってきているのでは? と感じることが増えているのだ。
例えば私がお義母さんと電話で冗談を言って笑っていると、その様子を見ながら臣海さんも楽しげに微笑んでいたり。
『美月もジジとバァバとお喋りするか?』とみずから進んで美月を電話口まで連れてきてくれたり。
松濤の実家からは足が遠のきがちだけど、家族揃っての外食であれば、彼もすんなり顔を出してくれるようになっている。
そういうことが徐々に徐々に増えてきて、もしかしたら彼の心の奥にあった氷の塊が溶け始めているのかもしれない……と思ったのだ。
――だからと言って、私が何をできるわけでもないけれど。