【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
何分経ったかもわからないほど没頭し、呼吸が限界になったところでようやく唇が離れる。
2人して肩で呼吸をしながら見つめ合う。
「……ごめん、俺はまた間違った?」
「ううん……間違ってないよ」
気づけば私は彼の首に抱きついて、自分から唇を重ねていた。
軽く触れるだけのキスをして、彼の胸に顔を埋める。
「間違ってない。私もこうしたかったから」
恥ずかしくて顔を上げられないままの私を臣海さんがきつく抱きしめた。
「菜月、俺の部屋に戻ろうか」
ビクリと肩を震わせて私が見上げると、熱を帯びた彼の瞳が見下ろしている。
「俺、間違った?」
「……ううん、正解」
臣海さんが私の手を握り、2人無言で歩きだす。スタスタと早歩きになり、すぐに小走りになった。
息を切らしながら17階の部屋に駆け込むと、どちらともなく唇を寄せる。
キスの間に手際よく服を脱がされ下着姿になると、私はお姫様抱っこでベッドに横たえられた。
昼間の明るい陽射しの中で、臣海さんが私を見下ろしながら全裸になる。
逆光に照らされたそれは彫刻のように整っていて、恥ずかしさも忘れて見入ってしまう。