【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「――それで菜月はさ、これからホテル王とどうするつもり?」

 テーブルの上で指を組むミヤちゃんに真剣な表情で問いかけられ、私は考えこむ。

「どうするって……」

「だって盛り上がって再会エッチしたんでしょ? 
「ちょっ、再会エッチ……って!」

 あからさまな表現に動揺する私に、ミヤちゃんは「だってそのとおりでしょ」と醒めた目を向ける。

「2年前に酔ったはずみで寝て逃げだしました。乗務中の客室(キャビン)で声をかけられてホテルまでのこのこ会いに行ったら案外いい人で絆されてまた寝ちゃいました。……何か間違ってる?」

「いえ、ミヤ様の言うとおりでございます」

 そのとおり、最初はたしかに絆された部分もあったとは思う。

 強引で俺様なくせにふと見せる弱い部分や可愛らしいところに母性本能をくすぐられたし、そんな彼が私のために色々考えてくれるのが嬉しくて、その気持ちに応えたいなと思った。

 ――けれど今はもう違うというか……。
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