【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

 相手は百戦錬磨のプレイボーイ。
 彼に騙されているのでは? と言われたら完全に否定することはできない。彼の本心なんて知りようがない。

 私の低い経験値なんて、彼の前では防御率ゼロだ。

 ――けれど大丈夫。もしも上手くいかなくたって、私にはこうして慰めてくれる親友がいる。


「私、臣海さんに連絡先を聞かれて、『また会いたいと思ったら連絡して』なんて格好つけて電話番号を教えたけれど……日本に帰ったら自分から連絡してみようと思う」

「うん、その意気だ! でも臣海さんの気持ちを知るためにも、そこは待つところでしょ。多少は引くことも覚えないと」

「ミヤちゃん天才!」
「ふふっ、もっと褒めて。そして菜月は好きになったら尽くしすぎだから気をつけて」

 そこが菜月のいいところだけどね……と言われ、私は「わかった」とうなずいた。

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