【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「それじゃ、そろそろ私は自分の部屋に戻るね。明日は先輩たちと一緒にランチだし」
「うん、そうだね。体力を温存しておかなきゃ」

 明日は午後4時にホテルのロビーに集合してバスでJFK空港に向かい、日本行きの便に乗務する。

 その前に乗務員みんなでチャイナタウンに行き飲茶をする予定なので、じゅうぶんに休んでおかないと業務に支障をきたしてしまう。
 
 私たちCAにはお客様を目的地まで安全に送り届けるという保安要員としての役割がある。
 疲れや寝不足は大敵なのだ。

 ――今日は激しかったし……ね。

 部屋を出るミヤちゃんを見送ってから臣海さんとのあれやこれやを思い浮かべ、首までカッと熱くなる。

 今この瞬間、彼は私のことを思い浮かべてくれているだろうか。

 そうだったらいいな……と思う。

 すでに会いたくなっている自分に苦笑しつつ、私はシャワーを浴びてベッドに入った。

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