【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
社内恋愛である私と優也さんの関係は、ミヤちゃん以外には秘密だ。
同じ乗務になった時に同僚に気を遣わせたくないからと優也さんは言っていたけれど、私だって周囲にバレたら困る。
だって、28歳で副操縦士になったばかりの優也さんは甘いマスクも相まって女性にモテるのだ。
私はまだCA3年目で学ぶことが多い身なのに、去年の春に彼から告白されて付き合っているだなんて知れたら、皆に何を言われるかわからない。
だから他の乗務員に気づかれずこっそりニューヨークの彼に会いにいくために、私はミヤちゃんと念入りな計画を練った。
その日、ミヤちゃんが優也さんと同じ便に乗務することは事前のスケジュールでわかっていた。
私は2日間の休みに有給を合わせることで24日から4日間の休みを取得。他のホテルに自分の部屋をとったうえで、優也さんが泊まっている部屋にサプライズで訪れる……という段取りだ。
彼らが日本行きの便で帰国した後は、私1人でショッピングを楽しんで帰ろうと思っている。
「ふふっ、優也さん、驚くかな」
わざわざニューヨークまでお祝いに来たのだ、驚かないわけがない。
けれどそれ以上にきっと喜んでくれるに違いないと、私は胸をワクワクさせながらエレベーターに乗り込んだのだった。
なのに……。