一途な外科医は彼女の手を繋ぎ止めたい
翌朝もキキと散歩に行き、一目散に外周コースへと連れて行かれた。
やっぱり今朝もいた。
キキは尻尾を振り回しながら駆け寄っていく。
「由那ちゃん!キキ!おはよう」
「おはようございます。昨日はありがとうございました」
「こちらこそ。さて、とりあえず行ってくるか」
キキのリードを受け取り颯爽と駆けだした。
今朝も変わらずに爽やかだなぁと思いながらベンチに座って戻ってくるのを待つ。
昨日は一日、本当に楽しかったなぁと思いふける。
楽しすぎてまだ帰りたくないと思うなんて、そんな気持ち久しぶり。
ううん。
初めてかもしれない。
友達とも違う。
原島さんのことを考えるだけで昨日からドキドキしていた。
昨日原島さんのお休みを聞いてから、今日また会えるかもと思ったらドキドキして眠れなかった。
キキが尻尾を振って原島さんに会えたことを喜んでいるけど、きっと今私にも尻尾があれば同じくらい振ってるんだろうなと思うとなんだか笑いが込み上げてきてしまった。
「ただいま!あれ?何笑ってるの?」
「いえ……お疲れ様でした。はい、どうぞ」
いつものドリンクを渡す。
キキにも水を入れてあげ、2人でベンチに座った。キキは疲れたのか水を飲むと横になり休憩している。
「昨日は本当に楽しかった。由那ちゃん帰すのが遅くなってごめんな。ランチのつもりが夜まで連れ回しちゃってさ」
「私の方こそ楽しかったです。それにたくさんご馳走になってしまってすみません」
「また今日もドリンクもらったからお返ししないとな」
「そんなつもりで買ったんじゃないんです。ごめんなさい。気を遣わせちゃいましたね」
「うそ、うそ。俺の方こそ、それを口実に昨日誘えてラッキーだったんだから。そうじゃなきゃ、散歩以外の時間を過ごせてなかったよ。少しの時間しか話せなかったから昨日ちゃんと話せて本当に嬉しかったんだ。ありがとう」
そんな素直な原島さんの言葉に顔が火照る。
気がつかなかったけどお互い何度も楽しかったと言い合ってる。
「ねぇ、由那ちゃん。今日は予定あり?」
「今日は買い物に行こうかと思ってるんです。そろそろ夏物を買わないと。明日からの出勤に使えるようなものを見ようと思って」
「どこまでいくの?」
「決めてないですけど明日から仕事だと思うと疲れるから近場ですかね」
「なら俺が車出すからショッピングモールにでも行かない?」
「え?」
「ごめん、ダメだった?」
「そんなことはないですけど……」
「俺も本を買いたいから由那ちゃんが服見てる間は別行動してもいいし、またお昼を一緒に食べない?」
私の買い物に付き合わせてしまうのは、と思ったけど原島さんも本を見るなら……それにまた今日も一緒に過ごせるのかと思うと嬉しくなってしまった。
「嬉しいです」
小さな声で俯き気味にそう答えると、原島さんは「ヨシ!」と呟いた。
「じゃ、駅でまた待ち合わせてもいい?」
「はい。10時くらいだと早い?」
今は7時半。
家に帰ってから支度しても十分に間に合う。
昨日はなんの服にしたらいいのか思い悩んでいたけど原島さんの服を見てちょっと安心したので今日はそこまでかからない。
でも汗臭いかもしれないからさっとシャワーは浴びたいし、化粧もしたい。
10時だとギリギリになりそう。
「大丈夫だと思います。じゃ、すぐに帰って準備しますね」
「遅れても大丈夫だよ。駅で待ってるからね。白のセダンでナンバーは108だよ」
私は頷くとキキに声をかけ、原島さんと分かれた。
やっぱり今朝もいた。
キキは尻尾を振り回しながら駆け寄っていく。
「由那ちゃん!キキ!おはよう」
「おはようございます。昨日はありがとうございました」
「こちらこそ。さて、とりあえず行ってくるか」
キキのリードを受け取り颯爽と駆けだした。
今朝も変わらずに爽やかだなぁと思いながらベンチに座って戻ってくるのを待つ。
昨日は一日、本当に楽しかったなぁと思いふける。
楽しすぎてまだ帰りたくないと思うなんて、そんな気持ち久しぶり。
ううん。
初めてかもしれない。
友達とも違う。
原島さんのことを考えるだけで昨日からドキドキしていた。
昨日原島さんのお休みを聞いてから、今日また会えるかもと思ったらドキドキして眠れなかった。
キキが尻尾を振って原島さんに会えたことを喜んでいるけど、きっと今私にも尻尾があれば同じくらい振ってるんだろうなと思うとなんだか笑いが込み上げてきてしまった。
「ただいま!あれ?何笑ってるの?」
「いえ……お疲れ様でした。はい、どうぞ」
いつものドリンクを渡す。
キキにも水を入れてあげ、2人でベンチに座った。キキは疲れたのか水を飲むと横になり休憩している。
「昨日は本当に楽しかった。由那ちゃん帰すのが遅くなってごめんな。ランチのつもりが夜まで連れ回しちゃってさ」
「私の方こそ楽しかったです。それにたくさんご馳走になってしまってすみません」
「また今日もドリンクもらったからお返ししないとな」
「そんなつもりで買ったんじゃないんです。ごめんなさい。気を遣わせちゃいましたね」
「うそ、うそ。俺の方こそ、それを口実に昨日誘えてラッキーだったんだから。そうじゃなきゃ、散歩以外の時間を過ごせてなかったよ。少しの時間しか話せなかったから昨日ちゃんと話せて本当に嬉しかったんだ。ありがとう」
そんな素直な原島さんの言葉に顔が火照る。
気がつかなかったけどお互い何度も楽しかったと言い合ってる。
「ねぇ、由那ちゃん。今日は予定あり?」
「今日は買い物に行こうかと思ってるんです。そろそろ夏物を買わないと。明日からの出勤に使えるようなものを見ようと思って」
「どこまでいくの?」
「決めてないですけど明日から仕事だと思うと疲れるから近場ですかね」
「なら俺が車出すからショッピングモールにでも行かない?」
「え?」
「ごめん、ダメだった?」
「そんなことはないですけど……」
「俺も本を買いたいから由那ちゃんが服見てる間は別行動してもいいし、またお昼を一緒に食べない?」
私の買い物に付き合わせてしまうのは、と思ったけど原島さんも本を見るなら……それにまた今日も一緒に過ごせるのかと思うと嬉しくなってしまった。
「嬉しいです」
小さな声で俯き気味にそう答えると、原島さんは「ヨシ!」と呟いた。
「じゃ、駅でまた待ち合わせてもいい?」
「はい。10時くらいだと早い?」
今は7時半。
家に帰ってから支度しても十分に間に合う。
昨日はなんの服にしたらいいのか思い悩んでいたけど原島さんの服を見てちょっと安心したので今日はそこまでかからない。
でも汗臭いかもしれないからさっとシャワーは浴びたいし、化粧もしたい。
10時だとギリギリになりそう。
「大丈夫だと思います。じゃ、すぐに帰って準備しますね」
「遅れても大丈夫だよ。駅で待ってるからね。白のセダンでナンバーは108だよ」
私は頷くとキキに声をかけ、原島さんと分かれた。