冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~

 三人の会話で、ようやく彼らの関係性がハッキリ飲み込めた。

 蘭さんは、三船さんの奥様なんだ。しかも、かなり仲睦まじいご夫婦のようだ。

「……もういいです。とにかく、これ以上俺たちの邪魔をしないでください」
「わかってるって。じゃあ芽衣ちゃん、また。郡司を訴えたくなった時にはこの三船にぜひご相談ください」
「私たち、至くんの恥ずかし~い話まだまだ知ってるから、ぜひ至くんのいないときに事務所に遊びに来てね」

 にぎやかな三船夫妻はにっこり笑ってそう言い残し、私たちのテーブルから離れていく。改めて至さんと向き合うと、彼はすっかり疲れ切った表情になっていた。

「想定外だ。あのふたりに会うとは……」
「あの、至さん。蘭さんについてちょっと聞きたいことがあるんですけど」
「ん?」

 蘭さんが三船さんの奥様だということはわかった。ご夫妻の中がとてもいいということも。

 しかし、だからこそなおさら、過去のコンドーム発言が腑に落ちない。

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