冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~
「あー、懐かしいな。パパも昔、電車のヤツ集めてた」
「へえ、意外。至さん、子どもの頃から六法全書広げてるイメージでした」
「あのな……俺だって昔はもう少しかわいげあったんだぞ」
「ふふっ、想像できない」
話しながら席について、自分のハンバーガーの包み紙を開ける。するとなぜか、正面に座る成優がニコニコしながら私をジッと見つめていた。
「どうしたの?」
「ママ、よかったね」
「えっ?」
きょとんとしていると、成優は至さんをちらりと見てからまた私に向き直り、ますます笑みを深めた。
「きょう、いっぱいわらってる」
「……そ、そう?」
まったく自覚していなかったが、成優は大きく頷く。
そうだとしたら、理由はひとつ。照れくさいけれど、認めるしかない。
「大好きなパパに会えたからね、きっと」
至さんと目を合わせ、しみじみと口にする。
「やっと言ってくれたな」
「えっ?」
ちょっぴり拗ねた様子の至さんに、首を傾げる。